節分・恵方巻


鑑定実績4万人の「千葉の母悠鈴です。

2月は、別名「如月(きさらぎ)」と言います。

詳細は以前にも載せましたので割愛いたします(__)。

そんな如月(きさらぎ)」の最初の大きな行事に節分があります。

東洋の占術ではこの日を境に年が変わりますので、昔は「季節の変わり目には邪気が生じる」と信じられていました。

鬼を追い払う目的で、豆まきをしたり、柊の枝にイワシの頭を刺したり、各地で行事が行われます。
節分に食べる「恵方巻」もその一つです。

恵方」の方角が毎年変わるのは、その年の中で特に縁起のいい方角、つまりは恵方にいるといわれている「歳徳神(としとくじん)」の方角が変わるからです。

歳徳神」は、古代中国の思想「陰陽五行説」を起源とし、日本独自に発展した陰陽道における神様です。

基本的に「東北東」「西南西」「南南東」「北北西」の4つの向きしかありません。

その年の「十干」と組み合わせて決まります。

甲(きのえ・こうぼく) 東北東やや東

丙(ひのえ・へいか)  南南東やや南
庚(かのえ・こうきん) 西南西やや西
壬(みずのえ・じんすい)北北西やや北

今年2022年(令和4年)は壬の年ですから、恵方は「北北西やや北」となります。

西暦の一の位の数字からも、その年の恵方がわかります。

西暦の一の位

0、5」の年は「西南西」

1,3,6,8」の年は「南南東」

2、7」の年は「北北西」

4、9」の年は「東北東」


今年2022年は一の位が「2」ですから「北北西」やや北となります。

恵方巻の中身の説明に入ります。
七福神を連想出来る七種の具材は必需です。


恵比須様ときゅうり

恵比須様は商売繁盛・五穀豊穣をもたらす日本由来の神様です。

きゅうりが「九の利を得る」と通じることで恵比須様との関連があるとされています。

大黒天様とたまご
玉子の黄色が風水的に金運と縁があることから、財宝・福徳の神様の大黒天と関連されます。

弁財天様とかんぴょう
かんぴょうは成分が美容にいいと言われる食べ物で、七福神の中で女性の神様である弁財天様と関連していると言われています。

毘沙門天様と高野豆腐

高野豆腐は大豆製品で、豆には邪気を払う力あるので、鎧をまとっている毘沙門天様と関連させています。

寿老人様とエビ・おぼろでんぶ
エビの曲がった姿が長寿の老人をイメージさせることと、おぼろの原料のエビと長寿延命の象徴の神様の寿老人様と繋がります。

福禄寿様とアナゴ

身の長いアナゴは永続を象徴し、健康長寿の神様である福禄寿様と関連します。


布袋尊様としいたけ煮
しいたけ煮は元気と壮健を願う縁起物で、
布袋尊様の笑顔に繋がります。



7種の具材と七福神を繋げるのは、縁起かつぎや無理な語呂もありますが、なんとなくいただくより意味を知って食べるのとはありがたみが違ってきますね。






毎日更新していますアメブロ